神之池緑地公園に沿って奥野谷浜に向かう列車です。テニスコート付近の草地から。
鹿島臨港線の朝一番の神栖行貨物列車 95レは、不定期に奥野谷浜まで運転されます。 鹿島臨港線は神栖駅から農業調整池として整備された神之池に沿って南東に進み、知手から北東に、さらに北西へと工業団地を囲むように向きを変えます。 終点は、JSR工場への専用線が分岐する手前辺りでしょうか。 線路は道路を越えた先の三菱ケミカル茨城事業所の北東側まで伸びていますが、途中に車止めがあり踏切から先の線路は草に覆われています。 (地名・名称は地理院地図より2025年1月取得)
テニスコートから神栖に寄った踏切で、奥野谷浜で折り返す上り列車を待ちました。 神之池緑地公園の造成された緑地では、シラカシやマテバシイの下に植えられたトベラがきれいに咲いていました。
神之池緑地公園のパターゴルフ場の近くに、道路沿いの駐車場と公園を結ぶ歩道橋が線路を跨ぐように整備されていて、その上から臨港線を望むことができます。 この日はKRD形機関車のうち唯一現役を続ける KRD5 が神栖-奥野谷浜間の列車に充当されました。 KRD形は国鉄のDD13を模して、鹿島臨海鉄道の開業時から5両が新製されています。 神之池緑地公園の緑地に沿ってまっすぐに引かれた臨港線を、数両のコンテナ車を従えて神栖に向かいます。
次回は奥野谷浜の先、専用線の様子を紹介します。