中頓別町の寿公園に静態保存されている9600形蒸気機関車 49648 を訪ねました。 49648 は、国鉄最後の蒸気機関車(動態保存車を除く)として追分機関区で使用された3両のうちの1両です。
49648 は、1920年9月に川崎造船兵庫工場で製造され、倶知安、遠軽など北海道で活躍し、1976年3月に廃車されました。 動態保存車を除く国鉄最後の蒸気機関車の内の1両として知られています。
保存車両を除き、最後まで残ったのは追分機関区の入換用に使用されていた 39679、49648、79602 で、この3両の廃車により国鉄の蒸気機関車は姿を消しました。 9600形蒸気機関車は、1913年から製造が始められた初期の標準型国産蒸気機関車ですが、全ての蒸気機関車の中で最も遅くまで稼働した長寿な蒸気機関車でもあります。