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初秋の大湊線 1.野辺地駅周辺

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2023.10.02 線路端 青森 大湊線 野辺地 キハ100


△ 野辺地駅到着前、"快速しもきた" からの後面展望、野辺地駅。[2023-09、青森県上北郡野辺地町]

八戸で東北新幹線から快速はまなすに乗り換えて、野辺地を目指しました。 野辺地駅が近づくと、南部縦貫鉄道の線路跡が青い森鉄道の西側に続きます。


初秋の大湊線 1.野辺地駅周辺

遅めの夏休みで北海道へ旅行途中に、大湊線に立ち寄りました。

最初に大湊線に乗車したのは学生の時でした。 上野から急行八甲田で早朝に野辺地に到着し、大湊線への乗り換え待ち時間に南部縦貫鉄道を撮影したりしました。 それから大湊線、大畑線と乗り継いで、奥薬研にある青森営林局のヒバ実験林を訪ねました。 大畑から奥薬研を含めた下北半島一帯は、かつて森林鉄道網が張り巡らされた地域で、 今でも奥薬研にはその頃のトンネル、路盤やレールなどが残ります。

南部縦貫鉄道が廃止され、南部縦貫鉄道のホームやレールは無くなりましたが、その奥にある鉄道防雪林は健在です。 贅沢を言えば限がありませんが、この状況でも当時の様子を思い起こすのに不足はありません。 防雪林の下の小さなホームからレールバスが軽やかに発車していった風景を思い浮かべつつ、野辺地駅のホームを離れました。


△ 大湊線 3225D 快速しもきた 大湊行、キハ100-202+キハ100-201、野辺地。[2023-09、青森県上北郡野辺地町]

△ 大湊線 3225D 快速しもきた 大湊行、キハ100-202+キハ100-201、野辺地。[2023-09、青森県上北郡野辺地町]

乗ってきた大湊行の快速しもきたが、野辺地駅 2番線から発車します。


△ 大湊線 3225D 快速しもきた 大湊行、キハ100-202+キハ100-201(後追い)、野辺地。[2023-09、青森県上北郡野辺地町]

2番線から発車した大湊行の快速しもきたは、ポイントを渡って一番東側の大湊線に入ります。


△ 野辺地駅と鉄道防雪林、野辺地。[2023-09、青森県上北郡野辺地町]

野辺地駅の西側、もと南部縦貫鉄道のホーム側にある立派なスギ林は、日本最古の鉄道防雪林です。


△ 大湊線 3228D 快速しもきた 八戸行、キハ100-21+キハ100-205(後追い)、北野辺地-野辺地。[2023-09、青森県上北郡野辺地町]

野辺地駅で快速しもきたを見送り、レンタカーに乗り換えて撮影に向かいます。 次の列車まで余り時間がなかったので、最初の1枚は野辺地駅からそう遠くない場所で撮影しました。 写真は青い森鉄道の線路に合流する直前の、八戸直通の上り快速列車です。


JR東日本のキハ100系気動車


大湊線を走るキハ100系気動車は、JR東日本発足後の1990年から運転を始めました。 両運転台、全長は16.5m、機関出力は330PSで、同様のデザインながら全長20m、出力420psのキハ110系よりひとまわり小型の車両です。 キハ100系・キハ110系気動車とも、老朽化したキハ20系、キハ45系の置き換えとローカル線の輸送サービス向上を目的に、富士重工業と新潟鐵工所で製造されました。 車両の軽量化、高出力直噴エンジンや高効率液体変速機の採用による電車並みの加速と、応答の良い電気指令式ブレーキの採用により、ローカル線の運転時分を縮減するとともに、冷房装置の搭載で旅客サービスの向上も果たした画期的な車両です。 製造から30年以上経過した車両もありますが、まだまだ活躍してほしい形式です。