かつて氏家駅と喜連川を結んでいた喜連川人車鐡道の歴史を残そうと、クラウドファンディング「喜連川人車鐵道再現計画」が2021年に行われ、国道293号線の弥五郎坂に、軌間610mmの短い軌道が敷かれました。
プロジェクトは、人車鉄道の車両を再現、レールを敷設、そして、実際に走らせることを目標と、復元された人車鐡道をさくら市の新しい観光資源にする計画が進められました。 クラウドファンディングには250万円ほどの支援があり、集まった資金は、人車鉄道の車両建造費、レール敷設費、車庫、建物の大正浪漫風のリフォーム費、オリジナルグッズ製作費として利用されるそうです。
(喜連川人車鐡道の案内板より)
明治~大正時代、氏家駅と喜連川をつないだ"喜連川人車鐡道"
人車鐡道とは、人が貨車や客車を押す鐡道で人車軌道ともいう。
明治35年から大正7年まで氏家駅から喜連川町間の約8.25kmを運行し、小規模な地域密着の路面交通機関(軌道)として活躍した。
1906年(明治39年)には1日7往復の客車が設定されていた。
他に乗客3人以上で臨時客車の運行有り。
所要時間は上り氏家行きが1時間10分、下り喜連川行きは60分を要した。
(喜連川人車鐡道の案内板より)