引き上げ線に停車中のキハ101。
山形県を走る左沢(あてらざわ)線では、キハ101形の気動車が運転されています。 キハ101形は、キハ100系に属する全長16.5mの両運転台気動車で、左沢線用として1993年~1997年に13両が新潟鐵工所で製造されました。 機器類はキハ100と共通ですが、左沢線は朝夕が比較的混雑する比較的短い路線のため、ロングシートを採用しトイレ無の車両となっています。 客室扉はキハ100・キハ110の200番台と同様に、引き戸を採用しています。
フラワー長井線と米坂線を訪ねた翌日、左沢線を撮影しようと向かった山形駅は、うっすらと雪化粧。 そんな中、2両編成のディーゼルカーが入れ替え中でした。
ホームから一旦引き上げ線に入った2両編成のキハ101は、寒河江からの通勤列車1322Dの到着を待ってその先頭に連結されました。 通勤列車の編成(後ろ4両)が寒河江どまり、前に連結した2両が左沢行です。
山形新幹線の開業以降、山形駅-羽前千歳駅間は、軌間1,435mmと1,067mmの単線並列となっています。 その途中駅、北山形駅から左沢線が分岐します。 写真は北山形駅に進入する直前の様子です。 右側の線路が山形新幹線・奥羽本線(北山形駅1番・2番線)、走っている線路の分岐の定位方向が仙山線(3番、4番線)で、左沢線は左側に分岐した先の少し離れたホーム(見えていない5番、6番線)を使用します。
この列車で、羽前高松駅に向かいました。