△ 華厳時本堂の脇に建つ鐘楼堂。
参道が始まる国道との交差点付近。 谷汲さくらまつり開催中の参道は、桜のトンネルのようです。
たにぐみ道は谷汲市街地を通り、まっすぐ谷汲山華厳寺の参道につながります。 たにぐみ道の終点にある谷汲山華厳寺は、日本最古といわれる観音霊場「西国三十三所観音霊場」の第三十三番札所で、満願のお寺として知られています。 798年創建の歴史を誇る美濃の名刹です。
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参道には桜並木が続き、茶屋や土産物屋が並びます。 珍しいところでは、となりの根尾谷で採れる菊花石を扱う店もありました。
山門をくぐり華厳時の境内へと進みます。
焼香場から本堂へ続く階段。 桜並木の山門前とはうって変わり、落ち着いた石畳の道が続きます。
本堂の前にはひときわ立派な石灯籠がありました。
階段脇に経堂が見えています。
山門の近くには期間限定で、竹あかり演出家「川渕皓平氏」による竹あかり演出が行われていました。
「いのりちゃん」は、谷汲地区門前のマスコットキャラクターです。 平成29年に西国巡礼の旅に出た「いのりちゃん」は、翌年に華厳寺で満願を迎えたそうです。 お店ごとに違ったデザインの「いのりちゃん」が飾られていました。
西国三十三か所巡礼は、大和の長谷寺から始まります。 33の違った姿で現れて人々を救うという観世音菩薩に習い、33箇所のお寺を回って身を清め極楽黄土の道を探す「巡礼の旅」が、ここ華厳寺で満願を迎えます。 谷汲山華厳寺は、四季の移ろいを色濃く映し、静寂の中に威厳を感じるお寺でした。