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仙台臨海鉄道のSD55形機関車

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2017.03.15 線路端 宮城 仙台港駅 臨海本線 仙台西港線 SD55



△ 仙台港駅に到着した仙台臨海鉄道 663レ、SD55105。 [2017.01、宮城県仙台市]

東北本線の陸前山王駅からコンテナ車を牽引して仙台臨海鉄道の仙台港駅に到着した663列車で、牽引するのは仙台臨海鉄道のディーゼル機関車 SD55105です。


仙台臨海鉄道のSD55形機関車

仙台臨海鉄道は仙台港を中心とした臨港地域とJR線との連絡輸送を行う貨物鉄道で、ビール、石油、レールなどを運んでいます。2011年3月の東北地方太平洋沖地震と津波で被災した距離は全路線の3/4 (全長は10km)に及び、仙台港駅構内では津波で本社屋が浸水しディーゼル機関車3両が脱線転覆するなど、甚大な被害が生じました。復旧作業は2011年の4月から開始され、11月には陸前山王駅と仙台港駅を結ぶ臨海本線と仙台西港線で運行が再開されました。2012年3月には仙台港駅で荷扱いが、そして9月には仙台北港線での輸送が再開されました。

SD55形ディーゼル機関車は新潟鐵工所製の自社発注機で、震災前は 101~103 の3両が在籍しましたが、災害で101号機と102号機が廃車になっています。一方、SD55105は 震災後の2012年に京葉臨海鉄道から譲渡されたた機関車で、京葉臨海鉄道当時の型番は KD55105です。2017年1月現在、仙台臨海鉄道にはSD55103、SD55105の2台のSD55形ディーゼル機関車が在籍し、さらに秋田臨港鉄道から借り入れたDE652を加えた3両の体制で輸送を行っています。


△ 朝の運用を終えて機関庫に向かう SD55103。 [2017.01、宮城県仙台市]



△ 仙台港駅から仙台西港線を仙台西港駅に向かう専用コンテナ列車 251レ、SD55105。 [2017.01、宮城県仙台市]

キリンビール工場へ向かう列車の積み荷は、空き瓶と空コンテナでしょうか。折り返しの252レは SD55105 が単機で仙台港駅に戻りました。