竜ヶ崎線開業120周年の記念ヘッドマークを着けて運行中です。
関東鉄道の竜ヶ崎線を走るキハ532は、1981年に新潟鐵工所で製造されました。 車体は新製ですがエンジンや台車などは国鉄からキハ20系の主要機器を譲り受けた、いわば準新造車です。 キハ20系譲りのDMH17C (180PS/1,500rpm) エンジンは、2013年にDMF13HZへ換装されています。 1997年にキハ2001、キハ2002が入線してからは予備車的な存在となったキハ532ですが、毎週土曜日の9時~15時の間(竜ヶ崎駅発9:19~竜ヶ崎駅着15:02)は単行で佐貫-竜ヶ崎間を往復しています。
常磐線佐貫駅(現竜ヶ崎市駅)と竜ヶ崎駅間(4.5km)は、関東鉄道の前身である竜崎鐵道によって1900年8月14日に開業しました。 開業から120周年を迎えた2020年8月、関東鉄道は開業セレモニーを開催しました。 その時に作成された記念ヘッドマークは開業時のSL列車が貨車や現代の気動車をけん引するデザインで、キハ532はこれを着けて運転されています。 また竜ヶ崎駅では、竜ヶ崎市内の高校生による「竜鉄の歴史をたどる企画展」も開催されています。