日が暮れて涼しさが戻ってくる頃、西桐生駅は無人駅になります。
東武小泉線を昼で切り上げ、上毛電鉄に向かいました。群馬県・栃木県の鉄道探訪小旅行、その3。今回は、上毛電鉄の西桐生駅です。
上毛電鉄は、赤城山麓を通って桐生市と前橋市を約40分で結ぶ私鉄です。まずは古くからの駅舎が残る西桐生駅を訪ねました。
駅の正面に切妻面があり側面の屋根勾配が二段階に変化する、洋風の屋根が印象的な上毛電鉄西桐生駅の駅舎は、1928年の開業当時からのものです。 1998年に「関東の駅百選」に選定され、2005年には国の登録有形文化財に登録されています。
西桐生駅に駅員がいるのは6時45分~19時30分の間で、改札口横の出札窓口で様々なきっぷを買うことができます。 それ以外の時間帯は無人になるだけでなく駅舎自体が施錠されて立ち入れなくなるため、電車の利用者は駅舎の横に設置された夜間専用の出入り口を通ることになります。
改札口の右手には自動券売機があり、さらに今は閉鎖されていますがその横にある飾りのついた窓は、以前の出札窓口でしょうか。 なかなか凝った作りです。