バナーは磐越西線の喜多方-山都間、一ノ戸川橋梁を渡る快速SLばんえつ物語(8226レ, 会津若松行)です。[2017.08, 山都-喜多方、福島県喜多方市]
長い列車の姿を遮ることなく見せてくれる一ノ戸川橋梁は、1908年完成。1910年の磐越西線開通(岩越線、山都駅までの区間開通)に伴って供用された全長445m、高さ24mの鉄橋です。
16支間の7連目が上路式のボルチモア・トラス、残りは上路式のプレートガーターで構成され、トラス、プレートガーダー橋とも American Bridge 製で、橋脚は全て付近から切り出された花崗岩の練石積みです。
トラス部分はプレートガーター部分よりスパンが長く、200ft (およそ客車3両分)の長さがあります。
交通新聞社『トレたび』/歴史ある「鉄道橋」
夏の撮影旅行、磐越西線の山都駅(福島県喜多方市)と野沢駅(福島県耶麻郡西会津町)周辺まで足を運び、「快速SLばんえつ物語」と気動車を撮影してきました。まずは、快速SLばんえつ物語から。
ばんえつ物語は、C57180蒸気機関車が改造された12系客車を牽いて、春~秋の土・日を中心に新潟-会津若松間を往復します。 ばんえつ物語の先頭に立つC57180は、もともと新津機関区に所属し羽越線、磐越西線などで活躍した蒸気機関車で、廃車後は新津市内で静態保存されていました。 1999年4月に動態化され、その年からSLばんえつ物語の牽引機として運行を開始しました。 走行する磐越西線は「森と水とロマンの鉄道」の愛称で呼ばれ、阿賀野川に沿って走る風光明媚な路線です。 JR東日本新潟支社/のってたのしい列車/SLばんえつ物語
野沢駅は上り・下りとも10分の停車時間があり、機関車の横に設けられた見学スペースは、記念写真を撮る家族連れで賑わいます。
会津若松に到着したSLばんえつ物語号は、転線して午後の下り列車運用に向けて整備・清掃されます。