2019年12月以来となる撮影旅行の行き先に、キハ110系気動車が活躍する磐越東線を選びました。
磐越東線のいわき-郡山間を直通する列車は上り・下りそれぞれ5本ずつしかありませんが、小野新町-郡山間には9本ずつの区間列車が設定されています。 朝の郡山行下り列車は始発から3本が小野新町始発で、すべて前夜から小野新町駅に滞泊し翌朝に郡山へ向かいます。
郡山総合車両センターには、磐越東線用にキハ111+キハ112 (8編成)を中心に18両のキハ110系が配置(2020年4月)されています。 キハ110系気動車を郡山駅のこ線橋から見ることができるのですが、夜遅くなっても留置されている車両数が配置されている数に比べて少ないような気がしていました。 その謎を解くカギは、どうも小野新町駅の夜間滞泊にありそうです。 ということで郡山駅前に宿泊し、翌日の早朝に小野新町駅を訪ねました。
ホーム上には、木造の感じの良い待合室が残っています。
ここにきて、小野新町駅夜間滞泊の全体像が分かりました。
写真は小野新町駅の島式ホームの郡山駅側に立って、いわき方面を写しています。 ホーム左側(2番線)に、始発の郡山行 721D (2両編成、キハ111-105+キハ112-105) が出発を待っています。 ホーム右側(1番線)には、次の郡山行 723D になる4両編成 (キハ111-101+キハ112-101+キハ111-104+キハ112-104) が停車し、 さらにその後ろに少し間隔を空けて、3本目の郡山行 725D になる4両編成 (キハ111-103+キハ112-103+キハ111-108+キハ112-108) が停車しています。 つまり郡山行始発列車が出る前の小野新町駅には、郡山総合車両センターに配置されているキハ110系の半数を超える、10両 (2両編成x5本) が集っていました。
721D が出発する頃には辺りがだいぶ明るくなってきたので、走行中の列車を撮影するため駅を離れました。