高畠町を巡る小旅行。 次の目的地は、この地域で産出される高畠石の採石場跡地に整備された公園です。
高畠石は凝灰岩の一種で、黄色みがあり古くから人々の暮らしに利用されてきました。 その歴史は縄文時代に遡り、凝灰岩の露頭そのものが縄文人の住居になりました。 古墳時代は石室に、江戸時代からは石塀などに広く使われ、 加工が容易な高畠石は石材としてこの地域の特産品として流通し、現在でも置賜各地で高畠石を使った建築物を見ることができます。
公園には切り出された高畠石も残されています。
高畠石は産地ごとに名前がついていて、ここ瓜割採石場で産出された高畠石は、瓜割石と呼ばれています。 この次に訪ねる国の有形文化財「旧山形交通高畠駅舎」にも、この場所で採石された瓜割石が使われているのです。 それでは、街の真ん中に戻って高畠駅に行ってみることにしましょう・・・