クハ171+サハ146+クモハ271は、2014年1月からWAONのラッピング電車として走っていて、クハ171の前面にはWAONのキャラクター犬のハッピーワオンが、クモハ271の前面にはWAONの文字が大きく描かれています。
上笠田駅は1916年(大正5年)に開業した歴史のある駅でしたが、2006年に廃止されています。道路沿いの駅の入口と思われる辺りに桜の木が1本立っていました。
この編成のクモハ277(近鉄時代に新製増備)を除く車両は、三重交通が1959年に湯の山線(当時の三重線)用に新造した3両編成の連接車で、湯の山線が762mmから1435mmへと改軌した際に北勢線に移りました。2013年10月からは三重交通時代の塗装で活躍しています。
同じ編成が阿下喜駅から折り返すところを八幡神社前で待ちました。この場所は半径80mの曲線区間で、列車は車輪を軋ませて通過します。
この場所からは、北勢線の撮影地としてもこの地域の近代史遺産としても有名な、コンクリートブロック積みの3連アーチ橋「明智川拱橋」が見渡せます。次回は、その写真を紹介します。