ちょうど北海道を旅行をしている間に、JR北海道が留萌本線の廃止を検討しているというニュースが飛び込んできました(→北海道新聞の記事はこちら)。当面検討するのは留萌-増毛間で、2018年度までに廃止したい考えということです。
クラウス15号を見た後は留萌本線の恵比島駅に寄る予定にしていたので、時刻表を開きとりあえず列車の駅撮りをプランに追加しました。
1971年(昭和46年)に廃止された留萌鉄道は、ここ恵比島駅を起点として明治鉱業昭和炭鉱があった昭和駅との間を結んでいました。駅の裏手には、旧留萌鉄道の社屋が残っています。留萌鉄道を廃止に追いやったのは炭鉱の閉山ですが、実は旧留萌鉄道沿線から峠を超えた小平町では、住吉炭鉱という露天掘りの炭鉱が今でも生産を続けているのです。掘り出された石炭はトラックで輸送され、その一部が恵比島駅裏手にある貯炭場に置かれています。
廃止検討のニュースを聞いたからか、走り去る姿が寂しく感じられます。