工場の夜景と岳南電車のコラボが日本夜景遺産として認定され、岳南電車では鉄道夜景というこれまでになかった切り口で、夜景電車を運行しています。 沿線には工場があちこちにありますが、なかでも岳南原田~比奈間は日本製紙の工場の間を電車が走り抜ける、いわば夜景電車のハイライトの区間です。 運行日や時間帯の関係で夜景電車には乗車できませんでしたが、工場地帯に向かう電車の後ろ姿に想像が膨らみます。
岳南電車の沿線には、製紙工場が多く立地しています。
豊かな水資源、原料になる木材の供給や消費地の近さなどが背景にあるようです。
富士市 (紙のまち 富士市) によれば、製造品出荷額等に占めるパルプ・紙・紙加工品関連の出荷額の割合は約3割で、
特に、衛生用紙 (トイレットペーパー、ティシュなどの家庭紙) は国内屈指のシェアを誇っているとのことです。
岳南原田駅の構内には、かつて使用されていた側線や工場への引き込み線などが残ります。
最後は"どんちゃん"に乗って吉原駅に戻り、東海道線に乗り換えて西へ向かいました。