1本前の上り始発電車は、凍った架線との接触でパンタグラフからアークを飛ばしながら通過していきました。 朝陽が当たる低い築堤を、小木ノ城駅に下る堂々6両編成の東三条行です。
柏崎から乗車した始発電車は雪の消えた平野を走り、この日の目的地、石地駅-小木ノ城駅間の丘陵地帯へ向かいます。 現地にどのくらい雪が残っているか不安でしたが石地駅が近づくと次第に雪が増え、やがて一面の雪景色となりました。 石地-小木ノ城間にある峠の標高は60m足らず、わずか2駅の間での劇的な変化に期待が膨らみます。
始発の上り電車が柏崎で折り返してきました。このA40運用は、夕方までの間に越後線の吉田-柏崎間を3往復します。
クモハ115を先頭に石地駅に向かって坂を下る列車です。
この辺りには、40年くらい前までは新潟平野のどこでも普通に見られた稲架木が残っています。 田の畔に植えられていたことから、新潟地方では田茂木(たもぎ)と呼ばれたりするサトトネリコの木です。 水田の傍らに植えるので、できるだけ水田に日影を作らないよう、また横木を渡しやすいように、樹頂に近い部分だけに枝葉が茂るよう独特の形状に仕立てられています。
最後は吉田駅を発車した新潟行6両編成の電車です。先頭のN37編成は一次新潟色に塗り替えられていました。