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蓄電池の電気で走る『電車』

2014.04.03 線路端 栃木 烏山線 EV-E301系 蓄電池 ACCUM


△ 宇都宮駅に入線するEV-E301系電車 (2014.03)

 2014年3月15日ダイヤ改正から烏山線で運転されている、EV-E301系電車です。
 ACCUM (アキュム)という愛称のこの電車は、JR東日本が開発した一般型直流用蓄電池駆動の電車で、架線のない区間でも蓄電池を電源にしてモーターで走行します。ダイヤ改正前の烏山線はキハ40形気動車で運転されていましたが、改正後はそのうち3往復にこの電車が使われるようになりました。
 雨の日曜日、ちょっと早起きして栃木県の烏山まで行ってきました。

蓄電池の電気で走る『電車』、営業運転開始

△ 終点の烏山駅でパンタグラフを上げて充電するEV-E301系 (2014.03)

 EV-E301系電車は屋根の上にパンタグラフがあり、架線のある区間では架線からの電気により走行し、蓄電池(リチウムイオン電池)へ充電を行います。架線のない区間では蓄電池に貯めた電気でモーターを回して走行します。減速によって生じるエネルギーは蓄電池に回収されるほか、架線を通じて電力が戻され他の列車の走行に使われます。

 写真は、終点の烏山駅での停車時間を利用して充電しているところです。烏山駅は非電化区間にありますが、この電車のために新しく変電設備と電車1両分の長さの鋼体架線が設置されました。烏山駅に到着し客扱いを終えた電車は、パンタグラフを上げて充電を開始します。そして、長い停車時間を利用して蓄電池を充電し、発車するときは再びパンタグラフを下げて蓄電池の電気で宇都宮方面に戻っていきます。


△ 烏山駅に停車中のキハ40 (2014.03)

 従来からのキハ40形気動車もまだ健在で、今なら途中の大金駅で気動車と蓄電池式電車が交換する風景も見られます。
 烏山の市街地では、EV-E301系の運転を記念して、通常は夏祭りとして行われる「山あげ祭」を行い、大いに盛り上がったと聞きました。その時の筆頭世話人は駅から遠くない「花町そば店」の店長で、お店にはEV-E301系の運転記念のペナントがはためき、山上げ祭の写真が飾られていました。店長が打つ腰のあるおいしい蕎麦とともに、店の常連さんの烏山観光案内が小旅行に花を添えてくれました。