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△ ファームイン・トント
厳冬の凛とした空気の中、立派な白樺林の前にポツンとある建物がファームイン・トント、仁宇布でたった1件の宿です。そこでいただける生ホゲットのジンギスカンは、それだけでも遠くから食べに行く価値があると思います。ご主人と奥様の気の利いた会話も魅力な、小さな宿です。冬でもちゃんと道はありますからご心配なく。
△ マザーツリー
仁宇布のお母さんたちが頑張っている白樺樹皮細工の会社です。トントの書架にさりげなく飾られていますね。
白樺林がきれいな北海道の小さな町で、朗読会が開かれます。その町は、札幌から260kmの大規模稲作北限にあって、かつて日本で第3の赤字鉄道路線が走り、主要な産業は林業と木材加工、ここまで読んでピンと来たあなたは、かなりの「村上春樹」通ですね。ここ美深町仁宇布は、村上春樹著「羊をめぐる冒険」後半の重要な舞台設定と重なる場所なのです。
そんな仁宇布で、新緑がまぶしい6月下旬に朗読会が開催されることになりました。旭川空港とJR札幌駅発の、その名も「羊をめぐる冒険ツアー」。今回で5回目になる朗読会の他にも、ハイキングやバーベキュー、翌日には松山湿原めぐりやかわいい羊のフェルト作りも楽しめるようです。詳しい情報は、ツアーを主催する松山牧場のブログ
「松山牧場物語」の最新記事 をご覧下さい。
今、仁宇布は深い雪に覆われていますが、氷点下20度を超える寒さの中でも300頭の羊が飼育され、チーズが作られ、山村留学の子供たちの声が響きます。自然も人も魅力いっぱいの仁宇布に足を運んでみませんか?
■ 旭川から仁宇布まで、厳冬の鉄道旅行記はこちら