2017.09.16
線路端
福島
常磐線
山側移設
東日本大震災
20160504_1,▽ 常磐線の内陸移設区間(浜吉田ー山下間)の工事中の様子はこちら
復旧開業後の常磐線 2. 新地駅
新地駅は、常磐線の駅の中では福島県の一番北に位置します。東北地方太平洋沖地震の津波では、駅のホームと跨線橋を残して駅および周辺一帯が壊滅的に被災し、この駅で停車中だった原ノ町行の電車(E721系4両)が流出・大破する大きな事故が起こっています。たまたまこの列車に乗り合わせた警察官の誘導で乗客は全員無事に非難し、乗務員も跨線橋に逃れて難を逃れた話は広く知られています。
代行バスの時代を経て、津波災害から5年9か月後の2016年12月に、常磐線が山側移設区間で営業を再開しまいた。新地駅もこのときに、旧駅舎から約300m西側(山側)に移設した場所で再び営業を始めました。
地下道を通って、駅の東側 (海側) に出てみました。駅前には小さなロータリーと駐車場がある程度で、周辺にはほとんど建物はありません。
新地駅を発車して駒ヶ嶺に向かう電車です。
列車前方の右カーブの先で従来の常磐線に合流し、山側移設区間が終了します。ライトバンが走っているあたりが旧線でしょうか (北から南を望む)。
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