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八戸線の気動車 4.陸中八木から有家

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2017.10.15 線路端 岩手 八戸線 陸中八木 有家 キハ40



△ 八戸線 436D、八戸行、キハ40 557 + キハ40 561 + キハ40 566、有家-陸中八木。 [2017.09、岩手県九戸郡洋野町]

原子内(はらしない)川にかかる橋梁を渡る八戸行を、津波避難路から撮影しています。


八戸線の気動車 4.陸中八木から有家

425Dの撮影後(八戸線の気動車 3 の最後の写真)は次の列車まで2時間ほど時間が空くので、陸中八木駅を通り過ぎて有家(うげ)方面に向かいました。 その後、環境省が設定した「みちのく潮風トレイル」を利用して有家駅を往復し、夕方の列車で久慈に戻りました。



△ 八戸線 433D、久慈行、キハ40 555 + キハ40 545、陸中八木-有家。 [2017.09、岩手県九戸郡洋野町]
 

原子内(はらしない)川水門脇の築堤を行く2両編成の久慈行列車。

今回の撮影旅行のハイライトです。 この辺りの川の河口には、恐らく津波対策でしょう、河口を締め切る水門と防潮堤が一体となったようなコンクリート構造物をよく見かけます。
東日本大震災翌年の2012年9月に八戸線を訪れた際、変わった形の水門が線路脇にあるのを見て、列車内から写真を撮りました。後で調べると原子内川水門という名前で、それ以来この水門のことがずっと気になっていました。 再訪にあたり、この水門とキハ40を絡めた写真をぜひ撮りたいと考え、事前に地図や衛星写真などで少し調べて行った場所です。



△ 八戸線 9435D、久慈行、Tohoku Emotion、キハ111-701 後追い、有家-陸中中野。 [2017.09、岩手県九戸郡洋野町]
 

有家(うげ)駅南側の浜で行われた大漁旗振り・見送りの様子です。

Tohoku Emotion はランチやデザートを提供するジョイフルトレインで、JR東日本が八戸-久慈間を団体専用扱いで運行しています。金曜~月曜を基本に不定期で運転される臨時列車で、キハ110系を改造した3両固定編成の気動車が使用されています。
東日本大震災からの復興を支援し、沿線の活性化を図ることを運行の目的の一つとしているそうで、景色も楽しめるよう沿線の見どころで徐行したりします。 沿線住民やJR職員が大漁旗振りなどでこの列車を「見送る」ことがあり、当日は列車の通過前30分頃からあたりが賑やかになりました。



△ 八戸線 442D、八戸行、キハ40 545 + キハ40 555 、陸中中野-有家。 [2017.09、岩手県九戸郡洋野町]



△ 八戸線 442D、八戸行、キハ40 545 + キハ40 555 、有家-陸中八木。 [2017.09、岩手県九戸郡洋野町]
 

有家駅を発車した列車は、カーブを曲がって原子内川水門方面に向かいます。



△ 八戸線 437D、久慈行、キハ40 566 +キハ40 561 + キハ40 557 、陸中八木-有家。 [2017.09、岩手県九戸郡洋野町]
 

八木南港を遠望できる高台のカーブを曲がって、有家駅に向かう列車です。

原子内川水門と有家駅間の歩道「みちのく潮風トレイル」は、八戸線崖下の海岸の砂浜を歩きます。 所によって砂浜の幅が狭く、潮が満ちてきた帰路は、砂浜に打ち寄せる波を避け避け歩くような場所もありました。
崖の所々に、海辺から八戸線を通ってさらに高い所へ逃げるための、津波避難路が整備されていました。