山田線の宮古-釜石間(55.4km)は、今でも不通となっています。上の写真は津波で壊された閉伊川橋梁で、下部プレートガーターの橋桁のうち宮古駅側の約半分が無くなりました。閉伊川は北上山地から流れ出して宮古市で海に注ぎます。津波災害後には落ちた橋桁が無残な姿を晒していましたが、今は撤去されています。残った橋桁にはカモメなどの海鳥が群がっていました。
山田線の不通区間に設置された車止を、閉伊川橋梁側から撮影しています。線路はここで途切れたままです。
宮古駅の構内は国鉄の駅によくある2面3線の配置です。左側の1番線に停車中の列車は、到着した快速リアス(盛岡発宮古行)で、
キハ110の2両編成(キハ110-139 + キハ110-122)。右側のキハ110-118は、入れ替え中の茂市行区間列車です。
津波は宮古駅までは到達しなかったとのことです。
上の写真と同じ跨線橋から撮った三陸鉄道久慈行の車両(36-705 + 36-706)と、山田線茂市行の区間列車(キハ110-118)です。
JR宮古駅の1番線の先(盛岡側)が切り欠きホームとなっており、三陸鉄道北リアス線はそこから発着します。
盛岡から来て宮古で北リアス線に乗り換え久慈駅に向かうと、列車は折り返すような方向に進むことになります。