近鉄線の通過を待つ歩行者を、北勢線、関西本線側から見ています。歩行者右側にある狭い柵の中が待避所です。
桑名市には、西側から東側に向かって近鉄名古屋線(軌間4ft 8.5in)、JR関西本線(3ft 6in)、三岐鉄道北勢線(2ft 6in)が並行して走る場所があり、 この3種類の軌間の違う線路を一度に渡ることができる踏切があります。 最近ではいろいろなメディアに紹介されることも多いらしく、写真を撮っていると通りすがりの地元の方が丁寧に説明してくれました。
踏切は近鉄線とJR線+北勢線の2系統に分かれていて、それぞれ益生第4号踏切、構内踏切という名前が付いています。 2系統の踏切はバラバラに動作するので、遮断機が隣接する近鉄線とJR線の間には、踏切を渡る途中で運悪く両方の遮断機に遮られてしまった歩行者が列車の通過を待つための、小さな待避所が設けられています。
数人で踏切を渡っていた女子高生たちは、鳴り始めた警報器で2つに分かれてしまいました。 渡り損なったグループが、小さな待避所で北勢線電車の通過を待ちます。
待避所の端を借りて近鉄線の電車を1枚。にわか雨が降り始めたので、急いで桑名駅に戻りました。