バナーは、盛にある三陸鉄道南リアス線運行本部に掲げられた横断幕です。 三陸鉄道は、2019年3月23日にJR山田線から釜石ー宮古間を引き継いで、盛から久慈まで163kmの三陸鉄道リアス線を開業します。
三陸鉄道南リアス線の車両が集う南リアス線運行本部を出発する三陸鉄道の車両です。 この車両は36-700形とよばれ、クウェートの支援で購入されました。
三陸旅行の2回目は、BRTで仮復旧中のJR大船渡線(バス)と三陸鉄道南リアス線が乗り入れる盛駅を紹介します。 前回の大船渡駅からは、BRTで北へ一駅です。 JRと三陸鉄道のほかにもう1路線、岩手開発鉄道が乗り入れますが、これは回を改めて詳しくレポートします。
背景には、岩手開発鉄道の車両基地やBRTのバスが見えます。
三陸鉄道盛駅駅舎の南側に並んで、BRTにより仮復旧されたJR大船渡線盛駅(2012年リニューアル)の駅舎があります。
盛駅はもともと2面3線の駅でしたが、JR大船渡線のBRT化にともない大船渡線が使用していた1番線と2番線の線路が撤去され、路盤も嵩上げされてバスが発着するようになりました。 駅舎側の1番線は到着専用ホームで、陸前矢作や気仙沼行のバスは2番線から発車し、同じホームの反対側にある3番線を三陸鉄道が使用しています。 1番線と2・3番線を結ぶ跨線橋もそのまま残っていますが、BRTや三鉄の利用者は皆BRTの横断通路を歩いて渡っていました。
駅の北側の踏切に出てみました。写真は北から南側、駅のホーム方向を見ています。 一番左側に岩手開発鉄道の線路が通り、岩手開発鉄道が客扱いをしていた頃の盛駅ホームが少しだけ写っています。 踏切に残された2組の線路はJR大船渡線が鉄道だったことを示す痕跡で、盛駅のホームへ向かって伸びています。