龍振鉱業(株)大船渡鉱山で産出した石灰石を,ベルトコンベアで岩手石橋駅構内にある貨車積込基地まで輸送し、18両編成の貨物列車に3回に分けて積み込みます。 使用する貨車は、ホキ100形と呼ばれる35トン積のホッパ車で、下部の荷卸開戸は電動式です。
三陸旅行第8回は、岩手開発鉄道の岩手石橋駅から盛駅までを紹介します。 大船渡鉱山のある岩手石橋駅はスイッチバックの終着駅で、岩手石橋駅には大船渡鉱山で産出した石灰石を貨車に積み込む基地(ホッパー)があります。
赤崎、盛からの貨物列車(空車)は、駅構内まで続く急勾配の線路を登ってきて、そのまま機関車を先頭にスイッチバックの引き上げ線に入り停車します。 その後、ホッパーのある線路に推進で入線しますが、その時に6両づつ3回に分けて石灰石の積み込みが行われす。 積み込みが終わると編成最後尾の機関車が切り離され、ホッパーの横の機回し線を通って編成の反対側に連結されます。 出発するときは、そのまま機関車が押し出す形で再度ホッパーの中を通り抜けて、引き上げ線に一旦停車した後、機関車を先頭に急坂を下っていきます。 鉱山のある岩手石橋から工場のある赤崎までの距離は、11.5kmです。
旅客輸送が行われていた頃のホームと駅舎です。ホームの線路は撤去されています。
引き上げ線から急こう配の本線を下り、石灰石を満載した列車がセメント工場のある赤崎へ向かいます。
トンネルを抜けて日頃市駅に進入する列車です。 ディーゼルの青い煙と臭いが記憶に残ります。
日頃市から長安寺へ、盛川に沿って下る赤崎行の列車です。
長安寺駅での列車交換風景です。