島越駅のホームから見下ろした、島越ふれあい公園の全景です。
三陸旅行第6回。 以前、島越駅があった場所に新しく整備された、島越ふれあい公園を訪ねました。
津波災害以前の三陸鉄道は、両側をトンネルで区切られた松前川の谷の部分を、鉄筋コンクリート橋と連続する高架橋で渡っていて、島越駅のホームも高架上にありました。 青い8角ドームの屋根が印象的な駅舎には喫茶店なども併設され、改札からホームへはコンクリートの階段を上るようになっていました。 津波による被害は甚大で、線路、ホーム、駅舎だけでなく高架部分の橋脚もことごとく破壊され、松前川の橋脚も一部に残骸を残して流失しました。
そんな中、島越地区のある田野畑村では、奇跡的に残った宮沢賢治の詩碑とホームに通じる階段の下9段分を核に、島越ふれあい公園として慰霊碑などを含む多目的広場を旧島越駅周辺に整備しました。
背景のコンクリートの築堤上を、三陸鉄道北リアス線が走ります。
松前川を超える部分も一体化されていて、近くに寄るとコンクリート製築堤がいかに大きいかがよく分かります。
島越ふれあい公園と、公園越しに見た現在の島越駅です。